- 2010年2月19日 18:07
- 自主事業
昨年11月27日から続いてきた紙芝居創作講座。
いよいよ最後の修了口演発表会の開催となりました。
いままでの会議室から音楽ルームに場所を移して、
一般のお客様にも参加していただきました。
会場は早くも大入り満員。小さいお子さまもいらして、
いよいよ"ふるさとかみしばい"がスタートしました。
トップバッターは「親鸞聖人とかいじゅ丸」。
史実を基にしたお話ですが、親鸞聖人といえば浄土真宗の開祖。
その親鸞と栄区のゆかりを物語に組み込みました。
後に鎌倉幕府執権の北條時頼となる聡明な少年、
かいじゅ丸とのやりとりを生き生きと描いていました。
二番手は「ひとつ目小僧」。
有名な妖怪のひとつ目小僧ですが、その生態(?)はご存知でしょうか。
ひとつ目小僧は「ざる」が嫌い...というのですが、
昔の人達の冬の過ごし方を想像させるような、楽しいお話でした。
ひとつ目小僧の目玉がぎょろぎょろと動く仕掛けには、お客様もびっくりでした。
三番手は「長慶寺の茶碗」。
こちらは中野にある長慶寺さまの由緒書を題材に取らせて頂きました。
戦国時代から江戸時代にかけて、あの徳川家康が長慶寺を立て直したお話。
栄区の歴史の深さ、豊かさを改めて感じさせて頂きました。
休憩を挟んで四番手は「茶がら長者」。
お茶好きの長者さまが、高級なお茶ばかりを飲むために
身持ちが傾いていく様を、豊かな表情の変化で表現しました。
そして最後は「立竜舞」。
笠間などいたち川・柏尾川沿いは洪水の被害に遭いやすかったそうです。
このお話からは、そんな地域で暮らす人々の苦労や願いを
思い出させてくれるような気がしました。
最後に現れた竜の迫力は凄まじいものでしたね。
民話の題材を採った「本郷の民話と伝説」を編纂された
本郷郷土史研究会会長の北條祐勝先生もご参加され、
ほぼ飛び入りで今回の民話・伝承の解説をしていただきました。
長年、地域の歴史を研究している先生はまさに生き字引。
溢れ出る知識が留まらず、滔々と歴史を語って頂きました。
最後にはリリス大久保館長より、受講者の皆さんに修了証が授与されました。
たくさんのお客様にお越しいただき、大盛況のうちに終了した
「れっつ!ふるさとかみしばいin栄」。
地域の歴史を知ることで、普段暮らしている街が、ちょっと変わって見える
ようになったのではないでしょうか。
また紙芝居づくりと口演を通して、よりいっそう、
歴史と文化を身近に感じていただけたのではないでしょうか。
受講生の皆さんは、これから様々な活動を行って参ります。
もしお近くで「ふるさとかみしばい」を見かけたときは、
どうぞ立ち止まって、栄区の遠い昔に思いを馳せてみてくださいね。
(冨)